虫刺されについて
- 虫刺されってそのままじゃダメなの?
- 成人に比べるとお子さんでは、刺されやすかったり、腫れやすかったり、腫れが長引きやすいのが特徴です。
また、眼周囲や耳などは刺されると特に腫れやすいという特徴があります。
- 虫に刺されたらどうしたらいいの?
- 石鹸などで洗って流水で流し、患部を冷やします。
腫れの程度が軽度で、かゆみも我慢できる程度であれば経過をみても大丈夫ですが、温めるとかゆみが強くなるため、お風呂はシャワーだけにするなど、対策をするとよいでしょう。
かゆみが強くて掻いてしまう場合には、二次的にとびひを起こしてしまうことがあるため、かゆみが強い時には、かゆみをやわらげる飲み薬や、腫れをやわらげてあげる塗り薬を使用するようにしましょう。
- 虫除けはどのように使用したらいいの?
- 蚊、ダニ、ブヨなどの被害を防ぐには、肌の露出を避けるのが基本になりますが、完全防備は難しく、しばしば露出部などを刺されます。
- どんな虫除けがいいの?
- 虫除けの成分は2種類に分類されます。
いずれの場合も、子どもに使用する場合は保護者の監視下で使用すること、顔には使用しないこと、年齢にあった使用の工夫をすることが必要です。
露出部になりやすい手足などに虫除け剤を使用するのが効果的です。
綿製品であれば帽子や衣服の上からでも噴霧しておけば効果があるので、肌に直接噴霧しなくとも効果があります。
1)イカリジン
・イカリジン濃度5%で6時間程度、濃度15%で8時間程度有効
・年齢制限や回数制限なし
2)ディート
・ディート濃度10-12%で2-3時間、濃度30%で6-8時間程度有効
・ディート濃度30%の製品は12歳未満には使用不可、ディート濃度12%までは6か月未満では使用不可、6か月~2歳未満では1日1回まで、2歳~12歳未満では1日3回までとなっています。他に、ユーカリオイルやレモングラスなどを配合した虫よけ剤も販売されています。
有効成分を含んだシールや、リングを手首や身の周りのものに装着するタイプは、成分としては安全ですが、効果はあまり強くないので期待し過ぎない方がよいでしょう。
シールは子どもが自分ではがして舐めたり飲み込んだりしないように、本人から見えにくい場所に貼るようにしましょう。