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  小児科でよくみられる感染症

小児科でよくみられる感染症

このような症状の方はご相談ください

  • 発熱
  • 鼻づまり
  • 鼻水
  • のどの痛み
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 耳が痛い
  • 湿疹
  • あせも
  • など

「いつもと違う」という直感が、重大な病気の発見につながることもよくあります。お子さんの症状やお困りのことは何でも相談をお受けしますので、お気軽にご相談ください。

麻疹(はしか)

麻疹ウイルスによって引き起こされる全身感染症であり、空気・飛沫(ひまつ)・接触感染経路によって鼻やのどから感染します。通常は8〜12日間の潜伏期を経て発症し、発熱、咳、鼻水、目の充血、赤くかゆみのある発疹などの症状が現れます。
一度感染すると免疫は一生持続するとされています。
日本では麻疹ワクチンの普及により、麻疹の患者さんは減少していますが、年によって流行することもありますので、注意が必要です。

アデノウイルス感染症(プール熱)

高熱が5日ほど続く感染症です。目にも感染しやすく、目の充血、目やにを伴う場合は、プール熱と呼ばれます。
急な発熱からはじまることが多く、39〜40℃くらいまで上がることもあります。
熱は昼間に下がり、夕方になると上がるなど上下する場合もあり、高熱の割に比較的元気なケースもあります。
症状は初期は熱だけのことも多く、途中から喉の痛みや咳、鼻水が出ることがあります。
治療薬はなく対症療法を行います。感染力が強いため、解熱した後もプール熱の場合は2日ほど幼稚園や学校を休むようにしましょう。

手足口病

夏かぜのウイルスで起こる病気で、手のひら、足のうら、口の中に水疱(水ぶくれ)ができるのが特徴です。生後6か月から4~5歳頃の乳幼児に多く、夏に流行します。
感染した子の咳やくしゃみを吸い込んでしまう飛沫感染や、便から排泄されたウイルスが手に付着し経口感染することもあります。
潜伏期間は3~5日くらいです。口の中の発疹は盛りあがったり、水をもったりするブツブツで、破れて潰瘍になると、刺激のある物を食べるとしみて痛がるようになります。
発熱から少し遅れて、発疹が手足を中心に出現することが多いです。発疹は基本的に一週間ほどで治りますが、まれに髄膜炎を合併することがありますので、高熱や頭痛、けいれん、嘔吐などの症状が伴う場合は、すぐに受診しましょう。

ヘルパンギーナ

夏かぜのウイルスで起こる病気です。水疱ができて発熱がある点で、手足口病と似ていますが、手や足には発疹は出ず、口だけに症状が現れます。
乳幼児の間で流行し38〜40℃の高熱が3日ほど続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができ、痛みがあり食べることが困難になります。
重度の場合、水分も飲めず脱水症になることもあります。熱は3日ほどで下がりますが、水疱も1週間くらいで治ります。治療は喉の痛みを抑える薬の服用などで対症療法を行います。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜは正式には流行性耳下腺炎といい、感染力が強い病気として知られています。ムンプスウイルスによる感染症であり、主な症状は熱と耳下腺の腫れです。
耳の下から頬やあごなどが腫れて痛みます。まず片方が腫れ、2~3日経過後に、もう片方が腫れてくる場合もありますが、片方だけが腫れることの方が実は多いです。
耳下腺の腫れと同時に発熱がみられることもあり、3日目くらいが腫れも熱もピークとなることが多いです。その後、1週間程度で治ります。
罹患しやすいのは幼児期後半ですので、予防接種は2~3歳までに初回接種を済ませておくとよいでしょう。1歳以降で、幼稚園や保育園など集団生活に入る前が適切な時期といえます。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行します。
感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。
主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。
季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。二次感染・合併症の予防や診断のためにも、早めに受診することが大切です。
なお、インフルエンザは学校感染症に指定されており、発症後5日を経過し、さらに解熱後2-3日を経過するまでは登校(登園)停止とされています。

溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌(溶連菌)による感染症で、かぜと同じような症状を起こします。
急性咽頭炎を起こした場合、発熱してのどが痛くなり、のどや口の中が真っ赤になります。
舌にいちごのようなブツブツができることもあります。食べ物を飲み込んだだけでも痛みます。
治療を開始すると2~3日ほどでのどの痛みや発熱、発疹などの症状は治まります。
熱や発疹の様子でわかる病気ですが、のどの粘液の検査や血液検査で確実に診断することができます。

とびひ

初夏から夏にかけて乳幼児や学童によくみられる病気です。皮膚表面に細菌が感染し、水疱や発赤、びらんなどができます。
かゆみが強く、かきむしった手を介して、水ぶくれやかさぶたがあっという間に全身へ広がります。この広がり方から「飛び火」と呼ばれています。
治療は抗生剤を内服し、患部を清潔にして抗生剤入り軟膏を塗布します。適切な治療により、一週間ほどで治っていく病気です。

水痘(水ぼうそう)

水痘・帯状疱疹ウイルスが咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んだり(空気感染・飛沫感染)、水疱が破れて出てきた液に触ったりする(接触感染)ことで起こります。
37~38度くらいの発熱とともに、赤い小さな発疹が現れます。発疹は、水が入ってふくらんだ水疱になり、かゆみが強くなります。
水疱は2~3日でしぼみ、黒褐色のかさぶたになり、1週間ほどで治ります。
水ぼうそうは治ってもウイルスは長く体の神経節細胞内に留まっているため、数年~十年以上経過した後に、帯状疱疹という病気を発症することもあります。

チャイルドクリニック
グランベリーパーク院
院長 千葉浩介

医療法人社団チャイルドクリニック
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理事長 千葉浩介

チャイルドクリニック グランベリーパーク院 院長 千葉浩介

◇資格・所属学会

  • 日本小児科学会 小児科専門医
  • 日本小児科学会

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