突発性発疹について
- 何が原因で起きるの?
- 原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルス6型と7型です。ヒトの唾液中などにも含まれており、両親や身の回りの人から感染成立することが多いと考えられています。
6型の感染は2歳未満で起きる突発性発疹としてよく知られていますが、7型による突発性発疹は2度目の突発性発疹として、2-4歳頃に罹患することが多いです。
- どういう症状がでるの?
- 38度以上の発熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに紅斑(赤い発疹)が体幹部を中心に顔面、四肢に出現します。発疹は痒みがなく数日で治りますが、時折、不機嫌が長引くことがあります。
まれに脳炎、脳症、などの重篤な合併症をおこすことがあるため、意識状態が悪い、哺乳が悪いなどの症状がある場合にはすぐに医療機関を受診するようにしてください。
- どうやって診断するの?
- 解熱後の発疹をもって診断に至ることがほとんどです。発疹が出現する前に正確に突発性発疹を診断することは困難です。
- 治療はあるの?
- 通常は予後良好のため、対症療法にて経過観察するのみで良くなります。
発疹に対しては塗り薬も必要なく数日で改善します。また、発疹が出た時にはすでに感染力があるわけではないので、全身状態がよければ登園して大丈夫です。