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グランベリーパーク毎日診療小児科

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  頭部外傷

お子さんが頭をぶつけた時の対応

小児科ではお子さんが転んだりするなどして頭をぶつけたと相談を受けることが多く、小児にとって頭部外傷は日常生活の中で遭遇することが多い怪我と言えます。
多くの場合はそのまま様子をみたり、ぶつけた部位を少し冷やしてあげたりという対応で大丈夫です。しかし、注意が必要な場合もあります。

実際に、「大きな病院に行った方がいいのだろうか?」「頭のことだし、何か起きていたら心配」と思い、迷われたことがある方も多いのではないかと思います。 そのまま様子をみるのがよいのか、頭部CTを撮像して出血や骨折がないのか調べた方がよいのか、そういった判断のために病院を必ず受診した方がよい基準がいくつかあります。

【頭をぶつけた時に病院を受診すべき状態】

  • 頭をぶつけた後に意識を失った
  • けいれんがあった
  • 打撲後も意識状態が悪い、ぐったりしている
  • ボーっとしていて反応が悪い
  • 受け答えが乏しい
  • 哺乳が悪い(小さいお子さんの場合)
  • 嘔吐している
  • 頭痛が時間経過で悪くなっていく
  • 1.5m以上の高さから転落した(2歳未満の場合は1m以上)
    ※頭部とぶつけた箇所の高低差
  • 2歳未満でおでこ以外の場所に大きなたんこぶがある場合

上記の場合には必ず病院・クリニックを可能な限り早期に受診するようにしましょう。
また、頭をぶつけてから24時間は上記症状が出現しないか、注意してお子さんのことを見守ってあげるようにしましょう。
これまでに頭部CT適応基準として、米国のPECARN、カナダのCATCH、イギリスのCHALICE(NlCE2014)がスタディとして報告されており、どの報告でも受傷機転、病歴、診察所見などの複数項目からCT撮像を検討することを判別しています。また、同時に不要な頭部CTを避けることで、被爆を減らすことの重要性が述べられています。判断に迷う場合はいつでもご相談ください。

チャイルドクリニック
グランベリーパーク院
院長 千葉浩介

医療法人社団チャイルドクリニック
チャイルドクリニック
グランベリーパーク院
理事長 千葉浩介

◇資格・所属学会

  • 日本小児科学会 小児科専門医
  • 日本小児科学会

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