グランベリーパーク内の毎日診療の小児科
上記の場合には必ず病院・クリニックを可能な限り早期に受診するようにしましょう。また、頭をぶつけてから24-48時間は上記症状が出現しないか、注意してお子さんのことを見守ってあげるようにしましょう。
【咽頭結膜熱(プール熱)】
咽頭結膜熱は高熱が平均で4~5日ほど持続し、熱が1日の間で変動しやすい(37-40度で推移)のが特徴です。症状はのどの痛み、高熱、眼の充血が主症状です。扁桃に膿のような所見が出ることも多いです。 ポイントは、迅速検査でアデノウイルスが検出されたら咽頭結膜熱となるのではなく、発熱に加え、眼の充血など結膜炎の症状もみられる場合のみ咽頭結膜熱と診断されます。
以前には、プールを介して流行することがあったことから、プール熱と呼ばれていますが、現在のプールは塩素で管理を行われているため、プールでの感染は稀です。
出席停止になる感染症の一つで、主要症状がなくなった後、2日間登校禁止となります。
【流行性角結膜炎(はやり目)】
咽頭結膜熱のように高い熱は出ませんが、眼の充血、眼脂(目やに)が目立ちます。
こちらも出席停止となる感染症の一つです。症状が治癒し、かつ、医師の診察において伝染の恐れがなくなるまでが登校禁止となります。1-2週間のお休みとなることが多いです。
1)ロタリックス(GSK社)
・2回接種(経口接種)
・1回接種量1.5ml
・4週間以上の間隔をおいて、生後24週0日までに、2回目の接種を完了します。
2)ロタテック(MSD社)
・3回接種(経口接種)
・1回接種量2.0ml
・4週間以上の間隔をおいて、生後32週0日までに、3回目の接種を完了します。
どちらも有効性には明らかな差はないとされています。